昨年12月7日、三重県津市内のSSにおいて、ガソリンが混入した灯油2,387L(86件)が販売される事案が発生しました。
消防庁の発表によると、コンタミの原因は、タンクローリーのガソリン配管弁の閉鎖が不完全であったため、灯油荷卸し時にガソリンが混入したことにありますが、ローリー乗務員はこの事実に気付くもSSに報告がなかったことから、知らずに本件灯油が販売されたものでした。
今回の荷卸し作業時、当該SSは消防法で定められた立会いを行っていませんでした。立会い、在庫確認等がされていれば本件灯油を販売するに至らなかったことも考えられます。
つきましては、コンタミ再発防止と火災等事故未然防止を図るため、組合員様には荷卸し時の立会い励行はじめ下記について留意されますよう、周知徹底いたします。
- 荷卸し時の立会い実施を徹底する
- SSにおける荷卸し時にタンクローリーの乗務員との間で、納品書の確認、荷卸しするタンクの注油口、油種及び数量並びに荷卸し前後の実在庫量等について、指差し呼称も含めた相互確認を行うことを徹底する
- SS荷卸しタンクの注油口において油種の表示を徹底する
- SS従業員に対する安全教育を強化する
- 万一、コンタミ事故が発生した場合の初期対応を徹底すること(販売の自粛、関係機関への報告、顧客への連絡と迅速な回収他)
<関係機関への報告>
- 最寄りの消防署/消防本部
- 中部経済産業局 燃料課 TEL 052-951-2781 FAX 052-951-9801
※ 休日・夜間等 携帯 090-8860-3957 メールアドレス qchbpb@meti.go.jp